エコカーで全開走行!
職場近くのホンダの販売店から電話がありました。
「インサイトで自宅に訪問してもいいですか?」
「あの道で試乗させてくれるの?」
「はい、納得いくまで体感してください」
ということで最新型のハイブリッドカーでワインディングロードを走ることになりました。
「お店で燃費計をリセットしたらここまで25.8km/Lでした」
「なかなかエコ運転が上手だね」という切り口から試乗を開始しました。
まずはシートのポジション合わせから…。
椅子は硬めで私好み!
シートの上下、前後を調整してステアリングも調整。チルトに加えてテレスコピックも装備されているので理想のポジションに設定できます。
テレスコピックはプリウスには装備されていなくてシートポジションが決まらず苦労したものです。チルト+テレスコはAクラス、206CC、MINIと当たり前に付いている装備ですのでシートポジションをバッチリ合わせてスタートです。
奈良県の市街地を通過して信貴山の登山道の入り口までの燃費は22km/Lでした。
登山道に入るとエコボタンでエコモードを解除し、シフトポジションをSに設定して全開で登坂してみました。
元々エンジン走行が中心のホンダのハイブリッド方式なので遮音材や防音ガラスなどを多用して静粛性を保っていますが、エンジンの回転を上げると軽快なホンダサウンドが聞こえてきます。
モーターの出力が大きいトヨタのハイブリッド方式よりも非力だと予想していましたが、1300ccのエンジンでも高回転まで回りいい感じで登坂していきました。
いよいよ本番のフラワーロードから十三峠へ…。
サスペンションは路面の凹凸の処理が安っぽいですが固めでスポーティーなセッティングで何のストレスもなく各コーナーをトレースしていきます。コナーリングの限界はなかなか高いところにセッティングされていると感じることができました。
アクセル全開ではエンジンの高回転パワーに併せてモーターパワーのアシストもメーターで確認でき、気持ちよく十三峠に到達しました。
下りのワインディングロードはトヨタ式のハイブリッドと異なり、エンジンブレーキが多用できるのでL、2、S、Dの4つのポジションを使うことによって登りと同様に楽しく走ることができました。LSグレードのパドルシフトがあればもっと楽しく走れるだろうと想像できます。
旋回性能の限界が確認できる、平群町から三郷町に至る高速コーナーでもフィットRSの時のような恐怖感がなく、横滑り防止装置がなくても限界が高いことが確認できました。
スポーティーな走行で燃費計の数字は16km/Lまで悪化しましたが帰りは下り中心です。スタート地点に戻ったときのトータル燃費は19km/L。満足できる数字でした。
通常走行では25km/Lが可能でスポーツ走行も楽しめるエコカーですが、プリウスと同様のアイドリングストップはどのクルマにも欲しい機能ですね。
鉄板の薄さや安っぽいドアの開閉音、チャチな内装を我慢すれば買いの1台だと思います。さらにベーシックモデルの車両価格が189万円なので、減税、補正予算の助成金とディーラーの頑張りで、込み込み200万円ならば欲しいと思いました。
といっても“Aクラスやミニクーパーと交換”という程ではないので、買い増しならという条件ですが…。
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