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2009年5月 6日 (水)

クルマで奈良においでぇ

土日祝の高速道路料金が最大で1,000円になりました。
エコ減税なども平行しているなかでエコに反する政策ですが、この不況の世の中で国民の行動を前向きにさせる緊急的な対策としてとしては悪くないと思っています。

そこで関西に行ってみようと考えている方に私なりに助言してみます。Photo
まず、関西というと多くの方は大阪、京都、神戸という印象があるのではないでしょうか?
確かにそれぞれの都市には魅力があって楽しめると思います。しかし、今回の経済対策はクルマでの移動が前提となっています。
上記3都はクルマにとって厳しい土地かもしれません。
駐車場が少ないうえに駐車料金が高い。路駐がひどい(特に大阪)。駐車違反の取締りが厳しい。…など、クルマで3都を移動すると嫌な思い出が残ってしまうかも知れません。
3都はインフラの整備が整っているので、クルマはホテルの駐車場に置いて公共交通機関と徒歩やレンタサイクルなどを活用すればよいと思います。

一方、クルマに優しいのが滋賀、奈良、和歌山だと思います。

大都市ではないのでインフラの整備が不十分で、住民はクルマがなければ生活しにくく都市計画としてクルマで移動することが前提に設計されています。

奈良でいえば奈良市中心部と一部の観光地を除いて各スポットには大きな駐車場が用意されています。駐車料金も大概は必要ありません。
幹線道路の整備はようやく順番がまわってきたところで東西、南北の道路が建設中ですが一部供用されています。
奈良県内の幹線道路は国道が基本で西名阪道を除いて通行料金が不要です。大阪からは第二阪奈道路、西名阪自動車道、南阪奈道路がありますが有料区間は主に大阪府内で奈良県に入ると国道のバイパスになります。
南北の道路整備が不十分ですが、現在、京奈和自動車道の建設が進められていて京都市内から奈良県との県境まで、西名阪道郡山インターの南から橿原市の大和高田バイパスの北まで、御所市との境の五条市北部から和歌山県紀の川市の境の橋本市西部まで供用されています。京都府内は有料ですが奈良県内は無料です。

奈良は1300年前の都で第2次世界大戦時に空襲をうけてないので、昔ながらの狭い道が多いです。しかし、観光客がそんな道に迷い込まないように道路標識が工夫されています。
目的地まで標識通り走れば狭い道に迷い込むことはありません。そこは少々混雑するときがありますが東京や大阪ほどひどい渋滞ではなく、数十分我慢していただけば渋滞箇所を抜けることができます。

奈良市内の観光地にはパーク&ライドが実施されていて奈良市の周辺に駐車して奈良公園などの観光地にはバスで移動するという方法がお勧めです。
斑鳩町の法隆寺は門前のみやげもの屋さんの駐車場に停めると、そこで買い物や食事をすると駐車料金が無料になります。

奈良は四方が山に囲まれた盆地なのでクルマの運転が好きな方には大和高原、信貴生駒、吉野方面に行けば楽しめるワインディングロードや峠道がたくさんあります。
霊験あらたかで世界遺産の紀伊山地を超えて和歌山県の新宮や南紀白浜の太平洋に出るコースはいかがでしょうか?

宿泊は大阪や京都をお勧めします。
奈良にはたいした宿泊施設がなくて、しかも夜が退屈です。歓楽街もなくお店は早く閉まります。
もし、奈良に泊まったとしたら早寝早起きをして早朝の静かな雰囲気を楽しんでいただくのがいいでしょう。
奈良市内だとすぐに大和高原への入り口があるので早朝に気持ちよくワインディングロードを走って楽しむのもいいかと思います。

奈良は“鹿と大仏”程度の知識しかないと思いますが、調べていただくと県内のいたる所に歴史的な文化財が点在しています。
奈良県の行政はその辺が遅れていてウェブサイトで一覧することができません。それぞれの市町村の観光課が自慢のスポットをアピールしていますので探してみてください。また観光ガイドブックなども有用でしょう。
でも、IT化が遅れている分、マイスポットを見つけることができるのも楽しいかも知れません。

最近は「せんとくん」が各地のイベントで活躍しているので“角が生えたお坊さん”に会いに来てください。

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