奈良県の交通事情

これまでに住んだのはことがあるのは大阪、名古屋、東京、奈良の４ヶ所です。
それぞれの地区では独自のルールやマナーがあり最初はとまどうことがあります。

奈良県も独特のクセがあります。

奈良の鉄道は大阪から放射線状に広がるネットワークの一部でしかないので、県民にとって便利なインフラとはいえません。従って県民の主な移動手段はクルマということになります。
前の記事に書きましたが県内のインフラはクルマ中心の整備がなされています。

現在、建設中の大きなプロジェクトは京奈和自動車道と中和幹線です。京奈和自動車道については前の記事に書きましたので中和幹線について書きます。
中和幹線は大阪府柏原市から奈良県桜井市までのバイパスとして地元に期待されている４車線のバイパスです。完成すれば国道のバイパスとして奈良盆地中部の地域の産業発展や交通の利便性が高まることが期待されています。
供用されているのは香芝市の西部、香芝市と広陵町に展開されている巨大なニュータウンの西の入り口から斑鳩町の法隆寺近辺から大和高田市に至る県道まで、橿原市の西部から桜井市中心部までの３つの区間です。
未完成なので通行料が少なくて走りやすいのですが、奈良県民特有の運転のクセで悩まされることが多々あります。

奈良県はクルマ社会なので女性ドライバーや高齢ドライバーの密度が高いのが特徴です。

性別や年齢は関係ありませんが、巡航速度が非常に遅い。
狭路が多いので左折時に交差点のセンターにふくらんで大回りをする。
ウィンカーを出さずに右左折する。
先で右折するクルマが数キロ手前から右側車線を低速で走行する。

これらのクセは何年経っても慣れません。
左折の合図があっても横を通過すときに右に寄ってこないか注意する必要があります。
２車線道路でも信号待ちしている左右の先頭車両がのろのろと加速して追越ができないことが多いですがイライラしない。
直進・右折レーンで信号が青になってから右折のウィンカーが出ても怒らない。
そういうことを常に意識していないとイライラして自分が危険なドライバーになってしまいます。

そのことを意識していると安全で平和に走れる地域です。

交通違反の取締りはシートベルトと携帯電話の通話運転が中心。スピード違反はごく一部の道路で注意していたらネズミ捕りに遭遇することはあまりまりません。

奈良県内を走行する際はシートベルトを確実にする、走行中は携帯電話を手にしない、法定速度の道路と制限速度が４０km/hの道路はスピードに注意する。近辺のどこかに駐車場があるので路駐は絶対にしない。

これらを意識していれば楽しいドライブになることは間違いないです。