歯周病治療の都市伝説
歯肉炎や歯槽膿漏などの歯周病でお悩みの方、
“私の場合”ということでエビデンスのない話ですが一度試したらいいのになという方法があります。
歯肉に炎症が起こる状態で治らないまま長らく放置していると歯が抜けてしまったり歯間がスカスカになってしまったりと大変なことになります。それよりも歯周病は痛くて臭くて辛い病気です。
上の図にあるように歯肉炎も歯周炎も細菌が関与しています。
そうならないように歯磨きしたり歯肉の炎症止めの軟膏をぬったりしますが、原因となる細菌を除去するのはどうでしょうか?
簡単に除去できるなら風邪ひきなどのときに内科の医師から二次感染予防に抗生剤が処方されることがあり歯周病の原因菌も同時に除去されるハズです。ところが簡単にそうなりません。
細菌にもいろんな種類があって抗菌薬もいろんな物質があって作用もそれぞれです。
問題はあなたの歯周病の原因となっている細菌は何であって、その細菌にどの抗菌薬が有効なのかが問題となります。
私の場合はアジスロマイシンというマクロライド系の抗菌薬を服用したら自然に治癒してしまいました。
10年以上前の話で以後再発はありません。
歯科医はなかなか出したがりませんし、内科でも薬価が高いので処方していただきにくいのが現状です。適応症の問題でもあるのかもしれませんので風邪ひきの時にでも処方していただければラッキーです。
最近はジェネリック医薬品も出てるので価格も安くなりハードルが低くなっていて、処方していただきやすい状況になっているかも知れません。
歯周病の治療にアジスロマイシンの服用が一般的にはなりません。歯科が儲からなくなるし、副作用が問題となったときに医師や歯科医師に責任をとってもらわないといけませんので、都市伝説として頭の隅に置いておいて正当な状況で処方してもらってください。
念のために“歯周病”דアジスロマイシン”or“ジスロマック”で検索すると伝説が多数ヒットすると思いますよ。
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
>>ジェネリック医薬品
自宅前の開業医は後発薬を出したがりません。
お願いしても文句タラタラ言うので近くて便利なのですが嫁は行くのを止めました。
積極的に出す医者と出さない医者違いは何でしょうか?最近は大抵の医者は言わなくても後発を出します。
私も日赤に通ってた時後発を出さない医者に当たったので混むし金かかるし病院を変えた事がありました。
投稿: まこやん | 2014年4月10日 (木) 17時29分
まこやんさん
私は先発品の会社も後発品の会社も勤務した経験があるので医師の気持ちがよく分かります。
介護の話題でも触れたのですが厚生労働省は医療・福祉の御旗の元、金にかこつけて医療、介護、雇用に関連する業者にごり押しする組織です。
昔は後発品は“ゾロゾロ品目”と言われていて安物で軽蔑される対象でした。日本は皆保険なので国民もメーカー物を望みました。
先発品メーカーはMRも頻繁に訪問して過大なサービスをしてくれますがジェネリックメーカーは営業がいても呼んでも来てくれないことが多いと思います。
そんなこんなでその医師はジェネリック医薬品に偏見があるのでしょう。それともT社やA社に接待してもらっているのかもしれません。
ジェネリックメーカーのMRは交際費0ですから。
今度、このあたりを記事にしてみたいと思います。
私の主治医に先生は先発品派ですがジェネリック医薬品を申し出れば「はいはい~」とすぐに処方してくれます。
今は血圧の薬だけジェネリックです。
投稿: 法隆寺 | 2014年4月14日 (月) 07時34分