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2014年5月 4日 (日)

PDE5阻害剤

かつて週刊誌に潰された薬があります。
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日本で発売する前から週刊誌で有名になり、特殊なケースをさも日常のリスクと誤解させ臨床で使いにくくしてしまいました。

この系統の薬剤がちゃんと臨床で活用されていたら離婚していなかったカップルが多数いた(いる)と思います。
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最初に発売されたのがファイザーのバイアグラ(一般名:シルデナフィル)…いまだに気恥かしい薬のひとつです。
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次に出てきたのがバイエルのレビトラ(一般名:バルディナフィル)。
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そして作用時間が長いリリーのシアリス(一般名:タダラフィル)。

週刊誌の興味本位記事が先行したことと、EDは服用する人の生命に直接関係しないので脊髄損傷患者さんなど深刻な疾病をもったカップルの子作りに対しても保険適応されることなく、また日本人は家庭でのセックスがあまり重要視されないのでそんなに普及しませんでした。

でも、世界の一流企業ですのでせっかく製造・販売にこぎつけた優良な医薬品!こんなことであきらめません。

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バイアグラの成分は難病の治療薬として臨床活用されています。
商品名をレバチオという名に変えて「肺動脈性肺高血圧症」に適応をもち、肺動脈に障害をもつ患者さんが快適な日常生活がおくれるように保険適応を受けて使われています。
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用量はED治療の1回シルデナフィルとして25mg、50mgより少ない20mgで薬価は1213.5円/錠、通常成人には1日3回経口投与となっています。
作用は陰茎と同じことが肺動脈で行われて血管を拡張し、血流をよくして肺高血圧の患者さんの好ましくない症状を改善します。

もっと頑張っているのがイーライ・リリーのタダラフィル。
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「肺動脈性肺高血圧症」治療薬のアドルシカに続いて「前立腺肥大に伴う排尿障害治療薬」としてのザルティア錠の薬価収載にこぎつけました。
アドシルカの薬価基準が1770円/錠であるのに対してザルティアの薬価基準は2.5mg錠が118.30円、5mg錠が230.60円です。
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肺動脈性肺高血圧症」にはアドシルカをタダラフィルとして1日1回40mgを経口投与します。
「前立腺肥大に伴う排尿障害治療剤」としては1日1回タダラフィルとして5mgを経口投与するとなっています。

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作用機序はED治療と同じですがどの血管に作用させるのかで変わってきます。

もしも排尿障害の治療で勃起機能の持続がみられたら、それはザルティアの副作用ということになります。

私もトイレでキレが悪くなってきたのでザルティアの処方を保険で受けてみたいです。

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