クリミア半島と日本の主権
黒海北部のクリミア半島の主権の動向が世界のいろいろな分野で大きな影響が出てきました。
ウクライナ政府と親ロシア派の内戦とかロシア軍の介入とか欧米のロシア制裁とか…きなくさい話が耳に入ってきます。
近年の原油価格の高騰もクリミア情勢の影響が少なくともあるということなので他人事ではありません。
元々ソビエト連邦が崩壊してロシアとウクライナに分かれましたが、ソ連時代にロシア民族が多数移住したそうです。
北極海に面したロシアは冬になると港が凍結してしまいます。従って軍事的にも黒海を通って地中海に出る不凍港を保持することが必須となってきます。
そこで行なったのは究極の民主主義と思われている住民投票。ロシアに編入という意見がウクライナに残るという意見よりも多かったのでロシアが台頭してきます。
住民投票後も主権の問題なので不利になる一派は反発します。そこでロシア民族を守るという名目でロシア軍の介入という構図になってきます。
お隣の中国はどうでしょう?
中国国内で紛争の種になっているのが新疆ウイグル自治区、チベット自治区、内モンゴル自治区などです。
少数民族が「自分たちの土地だ」と主張してもどっと押し寄せて来た漢民族の方が人口が多いので民主的に勝負しても勝ち目はありません。だから自己主張をしようと思うとテロなどの暴力になってきます。
東アジアでも日韓の竹島問題、日中台の尖閣問題が存在していて戦争を含めた紛争の火種になりかねません。
13億人もの人民を抱えている中国からすると法律に則って政策として沖縄県に漢民族を移民させて大和民族より人数を増やせば琉球民族の意向で、日本への残留、中国への編入、琉球王国の独立という選択がファンタジーとしてありえます。
気が付けば隠岐のようにハングルであふれ返るようなことになりかねません。
東京で勝手なことを言っていても日本国が沖縄県民を大切にしないと究極の民主主義で“領土問題解決”てなことになりかねません。
大阪市で究極の民主主義が行なわれようとしています。大阪市役所の解体です。
夏までに大阪全体を考える役所と住民サービスだけを考える役所を分離しようという大阪市独特の課題の解決策です。
政治家では決められないので最終的には住民投票で現状維持か改革かを決めようとしています。
共産圏の手法をもって民主主義を行使すると一部の組織の意図に沿った変な方向に進みかねないので注意が必要だと思います。
我街も平成の大合併に乗せられて「西和市」となってしまう恐れがありました。
いろいろな問題で実現しませんでしたが、今では地域に応じた自治が行なわれていて“合併なんかしないでよかった”と思っています。
この区域の各町の決算は黒字ですが、合併していたら無理をして赤字になっていたと思います。
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